決められないのは、気持ちではなく情報が足りないから

「終わらせたほうがいいと分かっているのに、決められない」。そう感じているとき、自分を責めてしまう人は少なくありません。意志が弱いのではないか、と。

けれど、決められない理由は、気持ちの強さとは別のところにあることが多いものです。決めるために必要な材料が、まだそろっていないのです。

考えてみてください。将来の見通しが分からないまま、続けるか終わらせるかを決めるのは、地図を持たずに道を選ぶようなものです。迷って当然です。

必要な材料は、大きく2つに分けられます。

この2つが書き出せていないと、気持ちだけが堂々巡りします。逆に、書き出せると、気持ちが整理されて、決めるのが少し楽になることがあります。

彼の側で、いま起きていること

彼の側の事情は、彼の言葉と、彼の行動に分けて見ます。

言葉は、彼が何を言ったかです。「離婚する」「待ってて」「落ち着いたら考える」。これは、言った日付と一緒にメモに残します。

行動は、彼が実際に何をしたかです。配偶者に離婚の意思を伝えたか。弁護士に相談したか。住まいやお金の話は具体的になっているか。これらは、彼が書面などで見せてくれたものだけを、確認できたこととして書きます。

確かめる相手は、彼本人に限ります。配偶者に連絡すること、自宅を訪ねること、彼の跡をつけることは、あなた自身を危うい立場に置くため勧めません。見せてもらえないものは、確認できないものとして置いておきます。

言葉は多いのに行動が無い状態は、判断が難しいところです。ただ、言葉と行動を分けて書くだけで、「いま分かっていること」と「まだ分かっていないこと」が分かれます。分かっていないことが多いなら、決めにくいのは当然です。

行動の見方は、離婚に向けて動いている既婚者に出る行動にまとめています。

続ける場合と終わらせる場合に必要なこと

ここでは、どちらを選ぶべきかは書きません。選ぶのはあなたです。どちらを選ぶ場合も、必要になることを並べます。

続ける場合に必要なこと

終わらせる場合に必要なこと

どちらを選んでも、準備が要ります。準備をしないまま選ぶと、あとで気持ちが戻ったときに、同じ迷いをもう一度たどることになります。

また、どちらの欄にも、すぐには書けない項目があるかもしれません。そのときは、書けなかった項目こそが、いまの迷いの中心です。そこを埋めるために何が分かればいいかを考えると、次に確かめることが見えてきます。

時間について

時間のことは、気になるテーマです。年齢や、これからの数年をどう過ごしたいか。ただ、ここで一般的な年齢の話をするつもりはありません。数字や平均を出しても、あなたの状況には当てはまらないからです。

代わりに、あなた自身の予定に引き寄せて考えます。

これらは、彼とは関係なく、あなたの側にあるものです。彼の動きを待つあいだにも、あなたの時間は進んでいます。待つかどうかを決めるときは、あなたの予定と照らして考えます。

時間は、待つ側だけが使っているように感じられるものです。けれど、会える日や連絡できる日の都合が、彼の家庭の予定で決まっているなら、あなたの予定の側には、空いたままの時間が残ります。その時間をどう使いたいかも、書き出しておく材料になります。

「いつまでに決める」という期限を、彼の事情ではなく、自分の予定から逆算して置くのも1つの方法です。期限があると、迷いが際限なく続くことを防げます。

自分の考えを記録しておく意味

最後に、記録について書きます。決められないとき、考えは頭の中で何度も同じところを回ります。紙やメモに書き出すと、回っていた考えが「1回分」として固定されます。

書いておくといいのは、次の3つです。

数週間、数か月あとに見返すと、気持ちの流れと、状況の変化が並んで見えます。「あのとき決めた期限が過ぎた」「彼の話は変わったが、行動は変わっていない」。そうした気づきは、頭の中だけで考えているときには、見落としやすいものです。

記録は、彼に見せるものではありません。メモは、彼と共有しているスマホやクラウドに同期されない場所に置きます。自分の考えを守るための記録だからです。

占いに答えを求めたくなったときは、既婚者への叶わない恋を、占いで終わらせる前に確かめることも読んでみてください。

あなたの場合は、どこに当てはまるか

いまの状態を、次の問いに分けてみます。

書き出した答えが、いまのあなたの位置を教えてくれます。決められないと感じていた迷いは、「何が分かっていないのか」という問いに変わります。そこから、次に確かめることが決まります。